ひみつの亜子ちゃん日記

36歳、女性、独身、都内某所のカラオケBAR勤務。他人には話せないここだけの話を書きます。

実年齢

「全然見えない! 22歳前半に見えるね」

 

これまで何十人から言われたであろう。

 

今日、飲み屋に行って声を掛けられた男性陣からびっくりされた。

 

自己紹介がてら、互いの年齢を公表したり、言い当てたりすることは

仕事でもプライベートでもテッパン中のテッパンだ。

 

相手の年齢を知ることで、お互いの会話の内容も変わってくるのだと思う。

 

 

本音なのかお世辞なのかわからないが、

私は実年齢よりだいぶ見た目が若く見られる。

 

実は、30歳くらいになってから実年齢を言うのが怖くなった。

 

いつの日か、カラオケでも思春期時代に流行っていた

小室ファミリーモーニング娘。の歌などを、

「君、この歌知らないでしょ?」と聞かれるたびに、しれっと肯定するようになった。

 

最近は、年齢を聞かれるたびに、三つ下の妹の生年月日で答えるようにしている。

 

妹は平成元年だから、

平成生まれのカテゴリーに図々しくも仲間入りさせていただいている。

 

3歳下の年齢を言って、その年齢に見えないと言われたい欲がどうしても拭えない。

 

実年齢を言いたくない。

 

実年齢に見られたくない。

 

同い年と世代の話なんかしたくない。

 

いつまでも若くいたい。

 

実年齢と向き合うのがしんどい。

 

同級生から同級生に見られたくない。

 

おばさんになるのが怖い。

 

若い子達から、

おばさんに見えていないか不安。

 

鏡や写真に映っている自分を見て、自分をおばさんだと思いたくない。

 

きっとこのままだと、若く見られたい痛いおばさんになっていくのだろうか。

 

現在、私は36歳。

 

アラフォーの仲間に入りはじめてしまっている。

 

あと3年ちょっとで40歳になるのかぁ…。なんか変な感じ。

 

そろそろ恋愛を楽しんだり、新しい仕事も見つけたり、

ありのままの自分で人生を楽しみたい。

 

年齢を聞かれたときには自信を持って実年齢を言えるようになりたい。

 

どうせなら、若い子からも憧れるおばさんになりたい。

 

そうすれば、実年齢に後ろめたさのようなものは感じなくなるのだろうか。

 

私は明日、37歳になる。